こんにちは。心理カウンセラーのたかはるです。
今回は、「私、また嫌なこと言っちゃったかも…」人の顔色をうかがいすぎて疲れるアダルトチルドレンの方が抱える根本原因と心を軽くするたった一つの視点についてお話しします。
こんなことを感じたことありませんか?
✅人と話した後、家に帰ってから「あの時の私の言い方で気分を害していないかな?」と何度も頭の中で反芻してしまう
✅職場で上司の機嫌が悪いと、すぐに「私が何か失敗したからかも」と自分を責めてしまう
✅家族に何かお願いするとき、相手の負担を考えすぎて遠回しな言い方になり、結局疲れてしまう
日常生活の中で、あなたはいつも誰かの心の変化を敏感に察し、先回りして行動しようとしていませんか?
上記のような経験があるあなたの心は、人一倍優しく、気配りができるからこそ、常に誰かのために自分のエネルギーを消耗してしまっているのかもしれません。
人の顔色をうかがいすぎて疲れるのはなぜか
アダルトチルドレンで育った方は、幼少期の家庭環境で、安心感よりも緊張感や不安を感じる中で育ち、大人になってもその影響が残っています。つまり、アダルトチルドレンの方にとって、人の顔色をうかがうことは、単なる「気配り」ではなく、「生きるための術」として身についたものなのです。
まだ心が未熟だった頃、あなたは家庭の中で、親や周囲の人の感情を敏感に読み取り、
「自分が良い子にしていれば、この場は丸く収まる」
「親を怒らせないようにしなければ、自分は安全でいられる」
そのように学びました。自分の感情や願望よりも、他者の感情や期待に応えることを最優先にするシステムが、無意識のうちに働くようになっています。
心理学的に見ると、これは過剰な他者意識や承認欲求の表れでもあります。他者の不機嫌や不安を自分の責任だと感じ、「私がどうにかしなければ」という使命感を持ってしまうため、常に心が休まる暇がない状態となってしまいます。
人の顔色をうかがいすぎて疲れないようにするための工夫
では、この「生きるための術」を手放し、心を軽くするためにはどうすれば良いでしょうか。日常の小さな意識を変えるだけで、あなたの負担を減らすことができます。
それは、「これは相手の感情。そして私のせいではない」と意識的に区別することです。
例えば、職場で上司がため息をついているのを目にしたとき、すぐに「私が何かした?」と反応する代わりに、心の中で一度立ち止まってみてください。
そして、「上司がため息をついている。それは上司の感情だ。取引先の件で悩んでいるのかもしれないし、単に寝不足なのかもしれない。私の責任とは限らない」と意識的に区別して考えてみます。
この「意識的に区別する」という行為は、心理学でいう「境界線(バウンダリー)」を意識することに繋がります。境界線とは、自分と他者との間に引く、目に見えない心理的な線のようなものです。
・他者の感情・機嫌・責任:境界線の向こう側
・自分の感情・行動・責任:境界線の内側
この境界線を意識することで、あなたは必要以上に他者の感情の責任を負うことから解放されます。「相手の感情は相手のもの」と自分の心から手放すことで、エネルギーを消耗せずに済むようになります。
まとめ
いかがでしたか?
人の顔色をうかがいすぎて疲れるのは、アダルトチルドレンの方が幼少期に身につけた「生きるための術」であることが大きな原因です。それは、あなたが優しく、他者の心に敏感だからこそ起こる現象です。
この過度な疲れを減らすためには、「これは相手の感情。私のせいではない」と意識的に区別することが大切です。相手の感情の責任を負うことをやめる意識を持つことで、あなたの心が本来持っている優しさを失うことなく、エネルギーの消耗を防げるようになります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは小さな一歩から、あなた自身を大切にすることから始めてみませんか。
あなたの心が、少しでも安らぎの時間を取り戻せることを、心から願っています。
