休むことに罪悪感を感じる理由と「休んでもいい」と思えるための方法

こんにちは。
心理カウンセラーのたかはるです。

今回は、仕事や家事・育児を休むことに対して、罪悪感を感じてしまう方へ、罪悪感を感じる理由と、休んでもいいと思えるための方法についてお話しします。

こんなことを感じたことはありませんか?

✔ やっと迎えた休日。ソファで少し横になった途端、「もっと有意義に過ごすべきでは?」「家族サービスをしないと」と、つい行動してしまう

✔ 体調不良で会社を休んだのに、ベッドの中で仕事のメールが気になり何度もチェックしてしまう

✔ 家族が寝静まった夜、ようやく訪れた一人の時間。好きなことをしようと思っても、結局は仕事の課題や明日の段取りが頭から離れない。

✔ 自分の仕事は段取りがついたので、来週休暇をとりたいけど、「申請が直前すぎかも」「周りは忙しそうだし…」と周囲の目を気にして、結局休めなかった

こんな瞬間に心当たりはありませんか?

「休みたい」はずなのに、心が休まらない。むしろ「休んではいけない」と自分を抑えてしまう。

もしあなたがこのような「休めない思考」に陥っているとしたら、心身ともにどんどんすり減ってしまい辛いですよね。

休むことへの罪悪感はどこから来るのか?

「周りが忙しいのに自分だけ休むわけにはいかない」
「自分が休んだら誰かに迷惑がかかる」

そう感じてしまうのは、あなたの責任感が強い証拠です。しかし、その罪悪感の根本的な原因は、周りの環境や、他人の目にあるわけではありません。

実は、あなた自身の心の中に「休むことは罪である」「価値のないことだ」という潜在的な考えが根付いている可能性が高いのです。

この考えは、多くの場合、これまでの人生経験の中で無意識のうちに形成されています。

幼少期の、「いつも頑張っている子がえらい」「怠けてはいけません」といった親や先生からの教えが、「頑張っていない自分=ダメな自分」という価値観を育てているのかもしれません。

会社での、「男は家庭を支える大黒柱」「弱音を吐くべきではない」といった、目に見えない社会的な役割意識が、「常に強く、働き続けなければならない」というプレッシャーになっていることもあります。

こういった経験から、実は自分自身が、周囲からの見え方も含め、「休むこと=役割を果たしていない、価値のない時間」という考えを潜在的に持っている場合が多いです。

「休む」ことを受け入れる

では、どうすればこの呪いを解き、心から休めるようになるのでしょうか。

方法はシンプルです。
ズバリ、「休む」ことを受け入れることです。

今、あなたは、「休むこと=よくないこと」という考えを持っています。
この考えから、日々のちょっとした意識の変化で、休むことを受け入れる考えに変化させていきましょう。

意図的に「何もしない時間」を15分過ごす

では、「休む」ことを受け入れるとは具体的にどうすることでしょうか?

それは、意図的に「何もしない時間」を15分過ごすことです。

まず、カレンダーや手帳に、「15分、ぼーっとする」という、「休む予定」を具体的に書き込んでみましょう。

そして、その15分間は、何もせず、ただ休んでください。

目をつむってるだけでもいいですし、ただ、コーヒーを飲むでもいいでしょう。

少しの時間であっても、何もしない時間を過ごすことで、休むことに心が慣れていき、自然と休むことに慣れることができます。

また、15分という短い時間であること、「予定」として組み込んでいるということで、罪悪感が薄れ、実行しやすくなります。

まとめ

いかがでしたか?

休むことに罪悪感を覚える原因は、周りの環境ではなく、自分の中にある潜在的な考えです。

この考えを変えるため、自分自身が「休む」ことを受け入れることが重要です。

そのためには、意図的に「何もしない時間」を15分、予定として確保しましょう。

そうすることで休むことに心が慣れていき、罪悪感が薄れていきます。

あなたの笑顔を、心から願っています。