こんにちは。
心理カウンセラーのたかはるです。
これまで、繊細なHSP気質の方が人間関係で疲れすぎないためのヒントや、ご自身の心を穏やかに保つためのセルフケア方法などをブログでお伝えしています。
カウンセリングを受けられたお客様からも、
「HSPだと思うけれど、時々すごく活動的になる」
「人と会うのは好きなのに、人一倍疲れてしまう」
といった感覚についてご相談をいただくことがあります。
その感覚は、HSPの「タイプ」の違いにあるのかもしれません。
HSPの気質は大きく4つのタイプに分類できるとされています。
「内向的で静か」というイメージだけでは捉えきれない繊細さの形もあります。
今回は、このHSPの4つのタイプとその特徴、セルフケアのヒントについてお話します。
HSP気質の基本的な土台と2つの軸
HSPの気質を持つ人は皆、「物事を深く処理し、刺激を受けやすく、共感力が高く、些細なことにも気づきやすい」という共通点を持っています。
その気質を土台としつつ、
「外部からの刺激を求めるかどうか(刺激追求型かどうか)」
「人との関りを好むかどうか(外向的かどうか)」
という2つの軸で個性が分かれます。
HSPの4つのタイプと特徴、セルフケアのヒント
HSP気質の基本的な土台と2つの個性の組み合わせによって、次の4つのタイプが生まれます。それぞれの特徴とセルフケアのヒントについてお伝えします。
1.内向型HSP
非刺激追求型&内向的
■ 特徴
繊細で内向的です。深く考え、他者の感情に敏感で、社交的な場面では疲れやすいタイプです。
■ 具体的には…
・友人との集まりを楽しむけど、帰宅後はぐったり疲れてしまう
・映画を観ると、感情移入しすぎて涙が止まらない
・大きな音や人混みが苦手で、静かな場所を好む
■ セルフケアのヒント
一人の時間を確保し、静かな環境でリラックスすることが重要です。
瞑想や読書など、心を落ち着ける活動を取り入れてみてください。
2.外向型HSP(HSE)
非刺激追求型&外向的
■ 特徴
社交的で人との関わりを好みますが、刺激には敏感です。また、新しい経験を求めるものの、過度な刺激には疲れやすいタイプです。
■ 具体的には…
・パーティーなどでは楽しむけど、翌日に人混みの疲れを感じてしまう
・新しい友達を作るのは得意だけど、深い関係を築くのが難しさを感じる
・社交的な場での会話が楽しいが、長時間の交流後はエネルギーが切れてしまう
■ セルフケアのヒント
社交的な活動の合間に、短い休憩を取り入れることでエネルギーを回復させましょう。あらかじめ自分の限界を理解し、無理をしないような予定にしておくことが大切です。
3.刺激追求型HSP(HSS型HSP)
刺激追求型&内向的
■ 特徴
好奇心旺盛で新しい経験を求めますが、外向的ではありません。また、刺激に対して敏感で、行動する前に考えすぎることがあるタイプです。
■ 具体的には…
・新しい趣味に挑戦したいけど、実際には行動に移せずにいる
・旅行に行く計画を立てるのは楽しいけど、実際には不安で行けないことが多い
・新しいことに興味を持つが、周囲の反応を気にして躊躇する
■ セルフケアのヒント
「大きな挑戦」だけでなく、「小さな挑戦」を日常に取り入れてみてください。例えば、「いつもと違う道で帰ってみる」「入ったことのないカフェに立ち寄る」など。小さな成功体験を重ねることで、刺激への耐性を少しずつ育みながら、好奇心を満たしてあげることができます。
4.刺激追求型・外向型HSP(HSS型HSE)
刺激追求型&外向的
■ 特徴
外向的でありながら刺激を求める性質を持っています。リーダーシップを発揮することができる一方で、過度な刺激には敏感なタイプです。
■ 具体的には…
・新しいイベントの企画は楽しいけど、当日は人混みや騒音に圧倒されてしまう
・社交的な場で活躍するが、終わった後はぐったり疲れる
・新しい挑戦を試みるものの、すぐに疲れてしまうことが多い
■ セルフケアのヒント
定期的に静かな時間を設けて、心を落ち着ける時間を持つことが大切です。完全に休みの日を作り、心と体を多少強制的にでも休ませてあげることが効果的です、
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「自分はこれかもしれない」と感じるタイプはありましたか?
HSPの各タイプは、それぞれ異なる特性を持ち、日常生活においても異なる影響を受けます。
どのタイプに当てはまるかを理解し、自分に合った方法でセルフケアを行い、より快適に過ごせるように、少しずつ取り組んでみてください。
あなたの笑顔を、心から願っています。