『人といると疲れる』繊細さん(HSP)が心を休めるための方法

こんにちは。

心理カウンセラーのたかはるです。

今日は、『人といると疲れる』ことから抜け出したいと思っている繊細な方にお話をしたいと思います。

人といると、疲れがたまってしまうことってありませんか?

「人といると、なぜか疲れる…」

そんなふうに感じることってありますよね。

特に、繊細な気質を持つHSPの方にとって、 人と一緒に過ごす時間は、とてもエネルギーを使ってしまって、どんどん疲れが溜まっているのではないでしょうか?

一人の時間を意識してつくろう

人といて溜まってくる疲れから、心を休めるための対処法があります。

それはズバリ……

「一人の時間を意識してつくる」ことです。

HSP気質の方には、人とのつながりを大切にしていたり、優しい気持ちを持っている方が多く、無意識に周りに気を遣い続けてしまっている場合が多いです。

意識的に一人になる時間を作ることで、心を休めることができます。

敏感に感じ取りすぎて、疲れを感じる

なぜ、「一人の時間を意識してつくる」ことが大切なのでしょうか?

人は、誰かと一緒にいるときは、情報量が多くなり、脳や五感の活動が活発になります。

さらに、HSPの方は、音や光、においなどのあらゆる刺激をより敏感に感じとる傾向があります。

なので、自分にとっては“ちょっとしたこと”でも、 気づかないうちにたくさんの刺激を受けて、疲れやすくなってしまうのです。

例えば、大勢の人が参加する食事会などでは、HSPの方は頭がフル回転して、次のようなことを感じたり、考えています。

・声の大きさは迷惑をかけてないか
・輪に入れていない人はいないか
・料理皿が空いている人はいないか
・グラスが空いている人はいないか
・ラストオーダーまであとどれくらいか
・あの席の人狭そうだ。どうしよう。
・騒がしいBGM
・隣のグループの話し声
・空調のにおい

これだけたくさんのことを、無意識に感じ、周りに気を遣って考えてしまっています。

この状態がずっと続くと、疲れもたまってしまいますよね。

だからこそ、「一人の時間を意識して作る」ことが、とても大切になります。

「自分のこと」を考える

では、「一人の時間を意識して作る」とは、具体的にどういうことでしょうか?

部屋で一人になったとしても、

「上司に頼まれた仕事を片付けよう」
「子どもが破いた服を縫ってしまおう」

これでは、頭の中は誰かのことを考え続けていて、結局、疲れてしまいます。

たとえば、

✅ 朝起きてすぐの15分、部屋で何も考えない
✅ 人が少ないところをのんびり散歩する
✅ 今日の感情をメモする「ひとこと日記」を書く
✅ アロマを焚いて深呼吸をする
✅ 公園で、ただぼーっとする
✅ 寝る前にベッドの上でストレッチをする

「誰かのこと」を考えるのではなく、「自分のこと」を考えることで、周りに対する意識を遠ざけ、心を休ませることができます。

最初は、人のことが気になり、難しく感じるかもしれません。

けれど、少しずつでも、自分のことを考える練習をしてみてください。

まとめ

無意識に周りに気を遣い、そして敏感に刺激を感じ取るHSPの方にとって、「一人になる時間を意識して作る」ことは、心を休ませるためにとても大切なことです。

ちょっとしたこと、ちょっとした時間からでいいので、少しずつ取り組んでみてください。

あなたの笑顔を、心から願っています。