こんにちは。
心理カウンセラーのたかはるです。
今回は、相手の感情に共感しすぎて辛い方に向けて、自分を守る「心の境界線」の引き方についてお話しします。
相手の悩みが、自分ごとに感じることはありませんか?
『職場でイライラ同僚の不満を聞く』
『友人のパートナーとの辛い関係の悩み相談にのってあげる』
こんなことってよくありますよね。
相手は「話を聞いてもらえて楽になった」と感謝してくれます。
しかし、あなたの心の中には、相手が吐き出したネガティブな感情がずっしりと残っていて、気づけば、自分のことのようにずっとイライラしたり、気分が落ち込み、夜もよく眠れない。
こんな経験ってありませんか?
そんなことがずっと続いていると、本当に心が辛いですよね。
自分と相手の間に「心の境界線」を引きましょう
共感しすぎて疲れてしまう…その状態から抜け出すための対処法をお伝えします。
それはズバリ…
自分と相手の間に「心の境界線を引く」ことです。
心の境界線を引くことで、相手の感情に入り込むことを防ぎ、共感しすぎて辛い状況から自分を守ることができます。
過剰な共感を防ぎ、心のエネルギーの消費を抑える
では、なぜ「心の境界線」を引くことが有効なのでしょうか。
HSPの心は、相手に無意識に共感し、そして相手の感情を深く処理するため、私たちが思う以上に心のエネルギーを消耗しています。
これを無意識に続いてしまうことで、あなたの心のエネルギーも使い果たしてしまいます。
心の境界線を引き、相手の感情と自分の感情を意識的に切り分けることで、無意識に共感することを抑え、相手の感情を深く処理する心のエネルギーの浪費を防ぐことができ、自分自身を辛さから守ることができます。
「光のバリア」をイメージする
では、具体的にどうやって「心の境界線」を引けばいいのでしょうか?
それは、「光のバリア」をイメージするという方法です。
これは、自分の心を落ち着かせ、守るための簡単なイメージトレーニングです。やることは、次の2つのことです。
1. リラックスできる環境で、目を閉じて深呼吸を数回繰り返します
会社なら自席で、あるいはトイレなどの個室でも構いません。体の力を抜き、心を落ち着かせることが目的です。
2. 自分の全身が、穏やかで強い光に包まれている様子をイメージします
色は、あなたが「安心する」「守られている」と感じる色を想像してください。温かい金色、穏やかな青色、清らかな白色など、心地よい光で満たされた、卵型のエネルギーのオーラを想像します。
この2つの方法で「光のバリア」をイメージするだけで、相手の感情との間に一枚の境界線が引かれ、相手への過度の共感からあなたを守ることができます。
まとめ
今回は、相手の感情に共感しすぎる辛さから自分を守る「心の境界線」の引き方についてお話ししました。
HSPの方は、相手の感情に共感し、深く感情を処理する素晴らしい能力がある一方で、エネルギーをたくさん消費してしまいます。
そんな状況から自分を守るためにも、「心の境界線」を引くことは大切なことです。
今日から少しずつ、自分を守る習慣を始めてみてください。
あなたがより穏やかで、自分らしい毎日を送れることを願っています。